林檎とレールのあいだ

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チーズ抜きを頼んだのにチーズが入っているハンバーガーの不思議

世の中ではマクドナルドの衰退が話題になっているようですが、僕がマクドナルドに行く時はいつも混んでいて、なんか言われていることと違うなぁと感じています。
まあ本当のところがどうであれ、僕は結構マクドナルドが好きです。そして同じように好きなMacとの混同を避けるため関西人じゃないけど「マクド」と呼ぶこともしばしばです。
 
そんな僕がマクドナルドに行ってよく食べるのが「ダブルクォーターパウンダーチーズ」というボリュームたっぷりのハンバーガーです。
このハンバーガー、名前の通りチーズが入っています。しかもダブルなので2枚も。
僕はチーズを食べることはできるし、そんなに嫌いなわけでもないけれども、入っていなくてもよいし、むしろ肉の味を楽しみたいので抜いて食べたいなぁと思う方です。なので注文する時には「チーズ抜きで」ってお願いすることにしています。
言わば特注になるので、ちょっと待たされることになり、席で待っていると店員さんが持ってきてくれます。
箱には「Made for you」のシールが貼られわざわざチーズを抜いたものだとわかるようになっています。
ところが、いざ、この箱を開けて、ハンバーガーを食べようとすると抜いてあるはずのチーズが入っていることがたまにあるのです。
 
なんとしたことか!わざわざ特注し、時間かけて作ってもらったのに全く意味がない。こんなときでも、食べられないわけでもないのでそのまま食べるわけなのですが、食べながらも、一体この待ち時間はなんのためだったのだろうかという思いが浮かんでは消えていきます。まあできたてでおいしいですけどね。
 
最初のうちは、キッチンの人がうっかりしちゃったんだなと思っていたのですが、うっかりにしては何度か遭遇したので何故なんだろうと思うようになりました。
 
そしてある時気づいてしまったのです、なぜこんな不思議なことが起きるのかを。
 
それは、ある店員さんとの会話でした。
いつのものように「チーズ抜きで」とお願いしたところ、その店員さん曰く「抜くのは1枚だけでよろしいですか?」と。
へ?いやいやいや、チーズを食べたくないから抜いて欲しいのに1枚だけ抜くぅえうぉあーっ!。
 
脳みそに稲妻が走りました。
 
「そうかっ!そいういうことだったのか!」
 
「チーズを抜く」この言葉には暗に「1枚のチーズを抜く」という意味もあるのではないかと。
そしてこれはマクドナルドのレジのシステムも関係しているのではと考えました。
 
店員さんは「チーズ抜きで」と聞くとレジに「チーズ抜き」を入力します。実際に表示されるのはちょっと違う表現で、レジから出力される紙には「チーズ」の文字とともに数字が書かれています。
そして、このデータはそのままキッチンに伝えられキッチンスタッフはこれをもとに忠実にメニューを作成していきます。この時、「チーズ抜き」に従いチーズを1枚抜いたハンバーガーを作るのです。ダブルクォーターパウンダーチーズはチーズが2枚ですから残りの1枚を律儀に入れてくれるのです。
 
なんということだ。
1枚だけ抜くという発想は全くありませんでした。
 
つまり、正確に言えば、注文する時には「チーズ2枚抜き」または「全部抜き」と指定しなければならなかったのです。
そして、実際にあえて「全部抜き」と念を押してお願いすれば、チーズが入っていることはまずありません。
ふつうは、「チーズ抜き」というだけで、店員さんが気を利かせてくれて全部抜きになるのでしょうが、なにも考えずに忠実に作ると1枚だけになってしまう場合もあるのかと。
 
でも、先日、敢えて「チーズ1枚だけ抜いたのでお願いします」って言ったら、レジの店員さんも「1枚だけですね」と確認するし、キッチンからも「これ1枚だけでいの~?」と聞こえても来たので、やっぱ1枚だけ抜くというのはあまりないことのようです。
 
で、この1枚だけ抜いたダブルクォータパウンダー。これが結構おいしかった。
2枚だと結構チーズチーズしてしまうのですが、1枚だけだとその存在を強く主張することもなく、でもボリュームたっぷりの肉の間でほんのりと味がして、肉だけだとちょっと飽きがくるところにうま~く入ってくる感じがしました。
 
思わぬ発見でした。
 
ところで、この「月」とか「木」っていうシールが貼られていることがあるのですが何の意味があるのでしょうか?これ土日に食べているんですけどね。
 

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