林檎とレールのあいだ

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手袋を買いに

雪が降ったり台風が来たりすると外に出たくてウズウズしてしまう少年の心を持った中年のおっさんです、こんにちは。

 
去年の大雪を超える大雪と言われても、去年の大雪を思い出せないでいます。
 
それにしても今日は結構本気で雪降ってますね。外はほぼ真っ白です。
 
雪と言えば、小学校のころ、東京に珍しく雪が降った時に、先生が授業をやめて雪遊びをさせてくれたことを思い出しました。
 
あのときは正直驚きました。当時、学校の先生というのは堅物で融通のきかない人たちばかりだと思っていたので、粋な計らいに感動したのを覚えています。
 
ただ、その時、僕は手袋というものを持っていませんでした。
僕以外のみんなはなぜか手袋していて、キャッキャと騒ぎながら雪合戦などを楽しんでいるのに、僕はただひたすら、ちぎれるような手の痛みにたえ、しのび難きをしのぶだけのひとときでした。
 
試しに、ランドセルに入っていた食べきれないパンを持ち帰るためのビニール袋を手にはめてみましたが、結果、心まで冷たくなりました。
 
帰宅後、泣きながら母に手袋を要求したのは言うまでもありません。
 

その後、この手袋を買いに行く様子は『手袋を買いに』というお話になりました。

 
そんな出来事も、今となってはいい思い出の一つです。
 
 
今日も少年の心の赴くままに家を出ましたが、雪で電車が立ち往生し、缶詰状態の中、時間を持て余しています。。
 

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